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2016年5月 3日 (火)

この国の行く末

5月3日今日は「憲法記念日」祝日です。

1年ほど前から、頭を離れない疑問があります。

・何故一度総理大臣の椅子を放り出した人が再びその地位に座る事が出来たのか?
・何故2012年の衆議院選挙で自民党は大勝したのか?
・何故2013年の参議院選挙で自民党があれほど議席を伸ばす事が出来たのか?
・何故安倍内閣の支持率は40%台を維持し続ける事が出来るのか?
・何故橋本徹大阪市長にあれほどの人気が集まるのか?
・何故日本人は福島原発の事故で原発の危険性が分かったと思ったのに、たった5年で何事もなかったように元に戻って平気でいられるのか?
・何故福島原発事故後、電気の無駄使いは止めようという機運が盛り上がったのに、いまやどこもかしこもライトアップやらということに熱を上げるのか?
・何故日本は原発が無くてもやって行ける事が分かったのに、原発再稼働を推し進めようとするのか?
・何故解釈改憲などということがまかり通ってしまうのか?
・何故あれほど安保関連法案と言われる法律に対して多くの懸念が示されたのにもかかわらず、法律が成立した後は、どうしてこんなに静かになってしまったのか?
・何故、熊本大地震で当然憂慮されると思われる、薩摩川内原発の事についてマスコミは報道しないのか?

数え上げればきりがありません。
今の日本には何故?が満ち溢れているような気がしてなりません。
そして何故かは自分自身でもわからないのですが、そこには「なにか危ない空気の匂い」がしてなりません。

そんな疑問が少しでも解消されないかと、昭和に入ってからの日本の姿、そして敗戦から現在までの日本の姿をもう一度見直してみようという気になりました。
見直してみようといっても、情報の少ない一地方都市に住む身、特段歴史に造詣が深いわけでも無い身を考えると、出版物に頼るしかない状況でした。

そんな中で注意をひかれた一冊の本に
「日本人は民主主義を捨てたがっているのか?」(想田和弘)
があります。
今の日本の現実は「日本人は民主主義を捨てたがっている」としか思えないような、事柄に満ち溢れているような気がしてなりません。
そしてこの本の最後に述べられてている言葉
少数意見が抑圧されそうになる局面で、一人一人がいかにそれを見て見ぬふりをせず、異議を唱える事が出来るか
結局頼れるのは、私たち一人一人による不断の努力以外にはないのではないでしょうか
この言葉が胸に突き刺さります。
その通りだと思います、誰かが何とかしてくれるだろうではなく、一人一人がこの現実をしっかり見つめ、一人一人がよりよい未来のために、自分のできることをする、そういう小さなことの積み重ねがやがて大きな力になっていくのではないか?
そう思ってこの文を書いています。

昭和の時代に入ってから、戦争、敗戦、そして現在まで、時代を分析したとてもたくさんの書籍が発行されています。
そんな数多くの本の中からほんの一部分だけですが、私が読んだ本を紹介します。
今のこの時代のありように、なにか疑問を感じている方の少しでも参考になれば幸いです。

これまでに読んだ本
・生きている兵隊(石川達三)
・特攻隊と憲法九条(田英夫)
・戦争責任 上・下(読売新聞戦争責任検証委員会)
・右傾化する日本政治(中野晃一)
・戦後入門(加藤典洋)

現在読んでいる本
・日本人は民主主義を捨てたがっているのか?(想田和弘)
・戦後史の正体(孫崎亨)
・日本はなぜ、基地と原発を止められないのか(矢部宏冶)
・憲法改正の真実(樋口陽一・小林節)

これから読もうとしてまだ読んでいない本、資料
・日本国憲法改正草案(現行憲法対照)(自由民主党)
・戦う民意(翁長雄志)
・憲法に緊急事態条項は必要か(永井幸寿)
・検証・法治国家崩壊(吉田敏浩)

「憲法記念日」によせて

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コメント

イナさん、こんばんは。

私も憲法記念日に同じような「何故?」を考え疑問に感じています。
日本人が物事を深く考えなくなった、自分の責任で行動出来なくなった気がしてなりません。
民主主義を自分の手で達成しなかったために、今ある民主主義が水や空気のように何もしなくても存在すると勘違いしているのかも知れません。

特に最近顕著になっているのが、日本人が世の中で起こっている問題に疑問を抱かなくなっていることです。
今の日本人の反知性主義が結局は民主主義を捨てる行為に繋がっている気がしてなりません。

疑問を深く考えずに簡単に短時間で処理していった戦後日本の悪いところが出ているのかも知れませんね。
政治的にも経済的にも深く考えてゆくことに日本の将来がかかっているような気がします。


投稿: omoromachi | 2016年5月 3日 (火) 23時22分

omoromachiさん、はじめまして。
私と同じような思いを抱かれている方が、他にもいらっしゃることを知り、
安心し心強くも感じました。
コメントに書いていただきましたこと、「おもろまち」さんがブログに
書かれていること、本当にその通りだと思います。

次の選挙から選挙権が18歳以下に引き下げられる、その若者たちへの
アンケートで、投票に行くかどうかを尋ねたところ、半数近くの若者たちが
投票には行かないと答えたそうです。
その理由を尋ねると
「どうせ何も変わらないのだから・・・」
「大人もそうだから・・・」
という答えが返ってきたという記事が新聞に載っていました。
子供は、そして若者は大人のしていることを見て育つ・・・
前回の参議院選挙でも投票率は約半数ということでした、自民党が過半数を占めたと
言ったところで、全有権者数から見れば1/4程度の指示しか得ていないという現実。
棄権した方は自民党に白紙委任状を渡したと同じことだと思います。
これを考えると、選挙権年齢の引き下げは白紙委任を得るための自民党の謀略かと
勘ぐりたくもなります。
どうせ」ではなく「やればできる」という姿を、大人は未来を背負う人たちに見せて
いく責任があると思いました。
未来は自分たちが切り拓いていくものだということを、これからも訴え続けたいと思います。

投稿: イナ | 2016年5月 4日 (水) 18時01分

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