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2015年10月 9日 (金)

秋の葦毛湿原 1

シラタマホシクサ     白玉星草     ホシクサ科

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久しぶりに葦毛湿原を訪ねてみました。
湿原植生回復作業の結果が現れてきているのか、シラタマホシクサも随分数が増えてきているようです。

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拡大してみるとこんな感じでした。
あまり細部は見ないほうが良い花のようですね。

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ミミカキグサ     耳掻草     タヌキモ科

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乾燥化し根笹の侵出が顕著な場所の表土を掘り起こし、地下に埋もれた埋蔵種子が、どの程度繁殖してくるのかを見るための試験区域。
見事にミミカキグサが蘇ってきています。
今後どのような姿になっていくか、興味のあるところです。


湿原植生回復作業

葦毛湿原も周囲の環境の変化の影響を受けて、乾燥化や笹の侵出が進み湿原の縮小など、従来の湿原としての形態が変わりつつあります。
自然の遷移のままに、その姿を任すのが自然であるという考え方もあろうかとは思いますが、葦毛湿原では湿原としての姿を保っていこうという取り組みが、豊橋市の方針で行われています。

周囲の山々は杉、檜の人工林となっており、一度人間が手を加えたものです。
その後の木材市場を取り巻く環境の変化によって、今では打ち捨てられたも同然の姿になってしまっています。
であるからこそ、やはり人間が湿原の姿を見守り、手助けしていく必要があると思い、私も時間の許すときには、植生回復作業のボランティアのお手伝いをさせていただいております。
今年度も11月より3月まで、毎週火曜日と第3日曜日の午前中に、植生回復作業が行われます。

シラタマホシクサの数が増えたのも、この湿原植生回復作業のおかげかと思われます。
葦毛湿原の地下水脈の流れが、湿原周りの灌木が増えたことにより、地下にはりめぐされたその灌木の根により、水脈の流れが地表部分に現れるのを阻害されて、乾燥化が進んだように考えられるそうです。
灌木を伐採し、地下の根も掘り起こすことにより、水脈の流れが地表にまで届き、以前の姿を取り戻しつつあるようです。
しかし、地下に埋もれた埋蔵種子はどれだけの数、どれだけの種類があるかわからず、ある程度安定した姿に落ち着くまでは、かなりの年月その変化を見守っていく必要があるそうです。

 
 
※画像はクリックしていただくと、大きなサイズでご覧いただけます。※ 

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コメント

今日は。

シラタマホシクサらしさを生かして、きれいに撮られていますね。
さらに驚いたのは、ボランティアで湿原植生回復作業が行われていること。
このようにして湿原を維持されていることに敬服致します。
私の地方では行政がこのような自然を公園化して、十分な知識もないまま貴重な自然を壊してしまったという失敗例があるだけです。
やはり、保護は専門的な知識を持った人達にまかせるべきですね。

投稿: tama | 2015年10月10日 (土) 16時33分

tamaさん、こんばんは。
月明かりに浮かぶシラタマホシクサはどんなんだろうな
と、思います。地上の天の川だったら素敵でしょうね。
植生回復というのは、とても難しいようですね、専門家
の方でも、それぞれ言われることが違うようです。
試行錯誤で、長い間見守りながら地道にやっていくしか
ないようです。自然は人間の思うようにはならないですね。

投稿: イナ | 2015年10月10日 (土) 19時35分

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