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2014年6月26日 (木)

写真クラブ撮影会

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この日は、今年からメンバーに入れていただいた、植物写真家「いがりまさしさん」指導の写真クラブ「野の花フォトクラブ」の初めてのフィールド撮影会。 少々緊張しました(^^ゞ

場所は愛知県では貴重な標高900mの原生林の森、梅雨の合間の薄曇りのやわらかい日差しの中、さわやかな風が吹き抜ける気持ちよい一日でした。
最初に先生が示してくれたお手本の被写体が上の画像(もちろん画像は、先生のお手本を真似して私が撮ったものです。)
素人では見逃してしまう被写体を見逃さず撮り込む目には、本当にびっくりです。これがプロとアマチュアの力の差なのでしょうね。
そして、どういう意図で作品にするか、そのイメージを形にするためには、レンズはどんなものを使い、絞りや露出補正をどのくらいにするか、バックの処理はどうしたら良いかなど、的確な解説は本当に勉強になります。
(ただ、そのときは「うんうん、なるほど」と思っても、いざ実際に撮影するとなると、まったく思うようにならない、そして少し時間がたつと、もう言われたことはすっかり頭の中から消えうせている、ああ凡人の悲しさよ・・・)

上の画像は道路下の池のほとりに生えていたブナ(多分)に絡みつくツルアジサイですが、萌えだした新緑の初々しさと、全体のイメージの明るさとやわらかさを出すために、
(と、自分では考えたのですが)対岸の明るい新緑の林をバックに、絞りはかなり開けてf4.0で撮りました。
原生林とは? なんとなく分かってはいるのですが厳密にどういう林、森を言うのか調べて見ました。
「原生林とは、天然林の中でも全く人の手が入っていない、一度も伐採されたことのない森林のことです。」と、なっていました。全く人の手が入っていない、一度も伐採されたことのない、ということを厳格に判断すると、この森は果たして原生林といってよいのかどうか少々疑問が残ります。日本には厳格な意味での原生林と言うものは本当に有るのでしょうか?

カシノナガキクイムシ
撮影で歩いた森の中の道脇に透明なビニールでくるまれた、切り倒されて3Mほどにきざまれた大木があちこちに目に付きました。
そして「カシノナガキクイムシ」の駆除中に付き触れないようにという看板が・・・
そういえば木の大きさこそ比較にならないが、地元の山でも同じような光景を目にしたことがある。
「カシノナガキクイムシ」とは、どんな虫なのだろう・・・
『ほとんどは体長1cm以下と小さく、黒色などの単一色で、ゴマ粒のような地味な存在です。また、樹木の幹や製材した木材に孔をあけるため、害虫として扱われることが多い昆虫です。
そしてキクイムシは、衰弱木を早く枯死させたり、腐りにくい材部を分解するなど、物質循環を促進するという重要な役割を担っています。』と、有りました。
(もちろん、駆除作業をされている方たちのことを非難する気持ちは毛頭ありませんし、この昆虫について詳しく知っているわけではありませんが)キクイムシというのは、命の循環の中で一つの役割を担って生きている生物のような気もします。  
そして、顕著な被害の発生時期が、それまで薪炭用に利用し、手を入れてきた森林が、化石燃料の導入のため放置されるようになった時期と一致すると聞くと、その原因のひとつが、またまた、自分では結論を見出せない、自然と人間のかかわりの問題になってしまったようです。

 
 
※画像はクリックしていただくと、大きなサイズでご覧いただけます。※ 

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コメント

こんにちは。
いがりさんのレクチャーは、いい意味で刺激になったみたいですね。
柔らかいトーンで優しい感じの画像に仕上がりましたね若干補正も
してますか?
原生林、富山和子さんは著書の中で、「日本には既に原生林は無く
なっている」と書いてます。白神の森も、マタギたちが自分の庭の
ように自由に行き交い、知床の森も同様。屋久島の森にしても江戸
時代に伐り残されたスギの株がゴロゴロしているといいます。
つまり、日本にはおよそ人の入らない森は無いというのです。
私たちは、ともすると「原生林」という言葉を安易に使ってしまい
ますが、「標高900mの原生林」イナさんの疑問はとても純粋だと
思いますし、私も「?」だと思います。

投稿: 翼 | 2014年6月26日 (木) 17時41分

翼さん、こんばんは。
久しぶりにいがりさんのお話を、現場で聞く機会に恵まれ
大いに刺激をいただきました。
本文でも書きましたが、見る目の違いをまざまざと感じますね。
画像はお察しのとおり、ちょっとメリハリにかけたものですから、
ハイライト部分を持ち上げ、シャドー部分を少し暗めにして有ります。

響きがいいものですから、つい安易に「原生林」と、言ってし
まいますが、やはり少なくともこの日本には、原生林と呼べる
森はもうなくなってしまっているんでしょうね。
人を呼び込むために作った、箱庭的な公園を「自然がいっぱい」
と宣伝している行政や企業の観点と同じだと、自分自身反省して
います。自然というものに接するときには、もっと厳しい目を養
わなければと思います。
言葉のもつ意味をもっと大切にしなければならないですね。
どこかの国の政治家たちの、まるで心に響かない空虚な言葉の羅列
を反面教師にして・・・

投稿: イナ | 2014年6月26日 (木) 19時45分

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