森の赤ちゃん
ここは植林された杉、桧の林・・・おそらく伸びた枝葉に日光がさえぎられ、林床には植物の種類も少なく薄暗い森だったではないかと思われます。 それが間伐によって樹間も適度に広がり、日の光が差し込むようになった森。 そこには太陽の光を待ち望んでいたであろう、いろいろな植物が早速活動を始めていました。 親から零れ落ちた種から芽生えた杉、ヒノキ、モミ、カエデなどの小さな苗たちが恵みの雨(この日は雨上がりでした)を浴びて生き生きとした表情で林床にいっぱい広がっていました。 そう、森の赤ちゃんたちです。 みんながみんな大きく育つことは無理でしょうが、元気に育って欲しいと思います。 この山を管理している、Sさんいつもご苦労様です。おかげでこんな素晴らしい光景に出会えました。 いつまでも気持ちの良い山であり続けられるよう、これからもよろしくお願いします。 長い間「里山」として人間が利用してきた山や、将来の経済的な見返りを期待して植林された山。 その山が生活環境の変化や、経済的な理由によって打ち捨てられ、荒れ果てていく山を見るたび、人間が一度手を入れた自然と、人間はどう付き合っていくべきなのか、考えはいつも堂々巡りで結論が出ません。 一時の損得勘定だけで考えてはいけないことだけは、分かるのですが。 |
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